あなたの「おかわり」が日本の農業を救う

この1カ月ほど、千葉の君津に通って「モバイルマーケティングの研修」の講師をしていました。
東京駅からアクアライン・バスに乗って1時間ほど、石川商店さんという雑穀業界では有名なお米屋さんです。

この研修、ただの「研修」ではありません。モバイルサイト構築とセットになっています。
マーケティングの基礎からモバイルマーケティングの実務までを研修で学びつつ、参加された社員のみなさんがディスカッションしてマーケティング戦略を構築し、実際のモバイルサイトの要件定義をします。

約1カ月の研修&ディスカッションを経て、本日いよいよサイトがオープンしました!
30〜40代主婦層をターゲットとしたモバイルサイトです。
ものすごくクオリティの高いサイトができたと思います。
ぜひ、見てみてください。


▼石川商店モバイル
http://gokokumai.mobi/
(モバイル専用:PCからアクセスできませんのでご注意ください)

※7月21日までメールマガジン登録された方に、お米ソムリエがおススメするお米プレゼントのキャンペーンを実施してますので、お見逃しなくです(w

スタッフの力を引き出す

弊社が「研修付き」のサイト構築プロジェクトを始めたのには理由があります。
モバイルの成功企業の事例を整理すると「(モバイルプロジェクトへの)スタッフの理解と参加」は無視できない重要項目だからです。


モバイルではPCのネットマーケティングのようにメールで問合せをするユーザーばかりではありません。
店頭でスタッフが質問されたとき
「担当者じゃないので、モバイルのことはよくわかりません」
と応えるようなモバイルマーケティング施策はメリットと同時にデメリットやリスクを抱えていると言えます。
また、スタッフがお客様に積極的におススメすることで、モバイルの基本的な弱点である「集客力」がカバーされます。


このサイト内のコーナー企画やタイトル案は社員さんたちが生み出したものです。
研修がスタートした時点では「ケータイサイトはほとんど利用しない」と話していた社員のみなさんが、学び、調べ、考えるプロセスの中から紡ぎだされた、まさに「石川商店さんのモバイルサイト」なのです。
「ほんとうに?」と驚かれると思います。
石川商店の社員のみなさんから溢れ出て来る企画案やタイトル案にはサプライズしっぱなしでした!


講師&サイト構築コーディネートをしながら、わたしもたくさんのことを学ばせて頂きました。
とくに日本の農業が直面している問題は、あまりの大きさに言葉を失います。
10年、20年というタイムスケールで考えないと本質的な解が出てこない一方で、流通企業は短期の結果を重視します。このギャップを埋めるのは「思い」しかないんです。
逆に「思い」を寄せる人たちが集まり、思いを持った商品・メディアを作れば、ものすごいことを実現できるかもしれない。
消費者も「思い」を持つ企業や生産者を応援することで、そこに参加できることも知りました。


「あなたの"おかわり"が日本の農業を救う]

…これも研修の途中で出てきたスローガンですが、ステキな言葉だと思います。

ちなみに我が家は石川商店さんの商品のおかげで「おかわり」の数が確実に増えました(笑。
モバイルからも購入できます。