すばらしい何かが始まっている

気づいたら、わたし今年まだ一回もエントリーしていませんでした。

2009年はどういう年になる、だとか、こういうことをするぞ、とか
いろんな方々のブログを拝見したり、資料見たりしながら、
頭ではいろいろ考えていたのですが、
アウトプットしないというのは、まったくもってよろしくない。

…ということで、立春のよき日にエントリー立てさせていただきます。


もっとも、もう、そんなののんびり聞きたい時期でもない様子なので
さらっと軽く、そして勝手な思いこみで行っておきますね。
「そら、ちがうやろー」
というコメント、歓迎です。

モバイルマーケティング業界全体について

楽観的な見方と悲観的な見方が交錯していますが、
業界全体としては「ピンチとチャンスの背中あわせ」としか言いようがない年。
つまり、ピンチであるし、チャンスであるということ。
(え、えーと、そのまんまなんですけど…)


企業が「うちもモバイルやっておかないとな〜」
というモチベーションでモバイル施策に投資したのは昨年まで。
春先まではその戦略的な価値を計測フェイズかもしれませんが
超緊縮予算がスタートする4月以降はかなりのピンチに!


モバイル施策が、ある程度一般化してしまった2009年、
マーケティング戦略の中でどうモバイルを活用するか」ではなく
「モバイルに最適化した生活者にたいして、どうマーケティングを仕掛けるか」
をきちんと説明できる施策かどうかが、ものすごく大事になってくると思います。

だって、生活者は「モバイルの施策だから」アクションするわけじゃない。
アクションしたいときに、たまたまモバイルでできたらいいだけなんだから。


それがきちんと説明できて、施策を企画し、
具体的なアクションプランを作れるみなさんにとってはチャンスです。
それができてりゃ、結果も付いてくるはずだからです。


モバイル広告について

その荒れ具合は「暴風雨高波警報」とも言われる広告業界ですが、
やっぱり「ピンチとチャンスは背中あわせ」だと思います。

広告を「メディアのスペース売り」と設定している企業は、
代理店であれ、メディアであれ、ぐにゃぐにゃになるでしょう。

一方、広告を「メディアとユーザーの間にある価値をテコにしたコミュニケーション」と
とらえているなら、チャンス。
その価値を説明できるメディアは、クライアントにアタックすべき。
メディアも、クライアントも、ユーザーも、みんながハッピーになれます。

■モバイルEコマースについて

おうち消費がブームで、むしろ通販業界はうれしい悲鳴。
通販カタログなどとのセット販売も含めて、市場は大きく伸びそうです。
しかし衝動買いモデルで運営しているモバイルEC専門サイトはどうでしょうか?
新規顧客獲得が厳しい状況だからこそ、「顧客ロイヤルティ」がモノを言います。
ここでも
「モバイルをどう活用するか」よりは
「モバイルに最適化された生活者に、どうマーケティングを仕掛けるか」が
大事なんだと思います。



以上が簡単な所信表明。

そして、今年すでに1か月以上過ぎているわけですが
周辺では、すばらしい何かがぽこぽこと音を立てて始まりつつあります。
2008年には感じることのなかった興奮が、くんくん、漂ってますよ!

モバイルマーケティング周辺に、すばらしい何かが始まっているようです。
ピンチは、本当にチャンスなんだな、と
感じ入ります。