マクドナルドのモバイル施策のうまさ

…とくに、サイト集客について。


マクドナルドがモバイルクーポンで面白いことをやっている、と書いたが、
QRコードの使い方もうまかった。

店内の机にステッカーで告知している。
(写真、接写モードのままだったためにピンぼけ。ご勘弁)

え? これって、フツーじゃん? と思われそうだが、
「トレーに敷く紙にQRコード印刷すれば、いいんじゃね?」
で済ませてない、というところがいい。
あるいは客席に厚紙でできたミニPOPスタンドを置くわけでもない。
(この手法はライバルFCさんでよくみかけるのだが…)
さらには参加を呼びかけるスタイルのコピー入り!
おもわずQRコードを撮りたくなる。


1)トレーに敷く紙ではダメな理由
おいしいコーヒー100円を売りだしているマックでは、いまトレーを使わない客も多い。
そういう人にも訴求するという点でテーブルステッカーは有効だ。



2)厚紙のPOPがダメな理由
場所の効率的な利用を追及したマクドナルドの店内では、たとえ小さくてもPOPを置く
場所がない。そもそも、店内のテーブルに置かれた紙POPはヨレたりして印象悪いし、
ぽろりと落ちたりする(そして拾い上げられる)のも衛生的によろしくない



3)テーブル貼りステッカーがすごい理由
この、テーブルベタ貼りステッカーは見たとおり、インパクトも大きい。
ついつい、QRを撮影しようという気分になるではないか。
しかもこの席、2名席なのだが、どちらからも読める「横向き」に貼られているのも
店内でのユーザビリティを考えて設計されていると思う。


このサイトへの導線設計、一見するとさり気ないが、練られていると思う。
モバイルマーケティングの施策を設計すると、
ついつい、サイト制作の方に夢中になってこのあたりが手薄になってしまうもの。
しかし、ここでつまづくと、せっかくのキャンペーンが台無しになってしまう。
とても大切なポイントなのだ。




さて、ジャンプした先のサイトは…

「シャカシャカチキン」のフレーバーコンテストで(3月末まで)。

・アンケート機能を使ったコンテスト
 &フォームを使った「こんなフレーバーがほしい」アンケート
・週替わりの4コマまんが(かなり微妙…)
DoCoMoの直感ゲーム(対応機のみ)
FLASHゲーム

…と、ひととおり「ひまつぶし」するにはいい内容になっている。

こちらは、むしろ、オーソドックスな感じだろうか?
もっと食欲に訴えるコンテンツがあってもいいような…(笑)。