ソリューション・カクテルの未来

先週池袋で開催された「ネット&モバイルソリューションフェア」の復習
ということでいくつかエントリーを立てておきたい。

ひとつ目は2/13のエントリーにも書いているが「ソリューションカクテル」の重要性の再認識。
言い方を変えれば「MOBILE SOLUTION 2.0化」とか(…あえて、あえて! 笑)、
「合従連合プロジェクション化」としてもいい。

これからモバイルをマーケティングに活用しようと検討している企業には

「モバイルのシステム構築に関しては、まずは複数社のサービスを組み合わせて利用するのが賢明です」

とアドバイスするだろうし、
ソリューションを開発・提供する企業には

「他社のシステムやサービスと容易に連動できるインターフェイスやビジネスプランづくりが大事なのではないでしょうか」

と語ることになるだろう。
その理由は、モバイルの浮き沈みの激しさとコスト構造にある。

  1. バイスや技術/コンテンツタイプの進化/流行が速い
  2. 汎用機能については廉価だが優秀なASPが登場。「カフェテリア形式」でかなり凝ったサイト構築ができる
  3. モバイル独特の仕様実装のため、システムをカスタム構築するとPC−WEBより高くつく

利用企業は、上記理由から「流行りに合わせてシステム開発するより、流行りに合わせて適当なASPやサービスを利用する方が効率的」となるわけだ。

またそうであるならば、サービス提供社は他社との連動を前提にしたシステム設計をすることがセールスポイントとなり得るだろう。


これを発展させてゆけば、ごく近い将来、モバイルWEBソリューションを連動可能な企業同士が大きなネットワークを作り、クライアントへの対応キャパシティを上げ、相互に拡大するというフォーメーションを構想することができる。

「オープンソリューション・プロジェクト」だ。
なんだか、ものすごくいい感じな気がするのだが、どうだろう?