モバイルマーケティング過熱化の謎

2008年は「モバイルの年」になる。
 
昨年の後半以降、会う方会う方にそんなお話をしてきた。
「風」を感じたのだ。
年が明けて、いよいよその風が強くなってきていると思う。

まず自社への案件数が増えた。昨年後半からのお問い合わせ、仕事依頼はなかなかのボリュームだった。小さなわが社のキャパシティ限界近くまで行き、年賀状の制作が危うく犠牲になるところだった。
こんな小さなコンサルティング会社にまでお声をかけていただけるのは、本格的に「企業のモバイル活用」の炉に火が入った証だろう。


システム開発会社やマーケティング会社に次々とモバイルの新案件が飛び込んで来ているという。
「モバイル・バブル」が始まった、と言ってもいいのかもしれない。


公式サイトのモバイル・バブルから5〜6年、今度は勝手サイトが舞台だ。
しかし、この現象には気になる点がある。ベンチマークされるサイトが不明なのだ。
 
 「いま、話題のモバイルマーケティングサイトってどこですか?」
 
最初のアポイントで訪問すると、こんな質問からスタートするのだが、答えに詰まってしまうことが多い。
新聞や雑誌などで取り上げられるようないくつかの有名事例を挙げることはできるが、モバイルマーケティングを実施しているサイト自体がまだまだ少ないため、参考になる成功例やベンチマークサイトを見つけにくい。
 
「モバイル」の薪に着火しているのは確かなのだが、なぜそういう流れができたのか。
そして、このままで行っていいのか? 若干気になるところである。

どこかでそのコアを見つけたら、またこの場で報告しよう。