モバイルWEB × PC用WEB

まずは、ビットレイティングス株式会社・佐藤社長ブログの記事へのリンクをご紹介。

九段ではたらく社長のここだけの話: PCよりつかえる携帯検索サイト「F★ROUTE」へ

携帯用の検索サイト「F★ROUTE」が、検索対象をPC用のWEBにも拡大したという。

もちろん、「検索対象」を広げるだけではなくて、検索結果のPC用のサイトをクリックすると
ケータイで読めるようなカタチに自動的に変換されたコンテンツが表示される。
つまり、ケータイからPCサイトを検索・閲覧できるようになった、というわけだ。

携帯ではウイルスを気にする必要性がないし、場所も制約されない。ベットの中でもデート中でも使える。しかも、ボタンを押すだけで瞬間的につながってしまう。ただやはり従来はこうした情報を携帯電話から探すのはやはり難しかったと思います。

個人的に、私は携帯向け検索サイトが利用者にとってもっと直感的に便利になれば別にPCはいらなくなると思ってます。文字と画像のインターネットの世界は、情報生産者ではなくて、情報利用者のほうが大半な時代に、別にPCが使いこなせない層がいて情報弱者だとか、情報格差があるとか、リテラシー教育をしなければならない、とかそんなことはどうでもよいような気がします。

まったくその通りだと思う。
コンテンツを検索して見る側からすれば
「パソコンを使いこなす人はどうで、ケータイを使いこなす人がどう」
という区別して論じること自体、意味がない。
どこかにコンテンツがあって、PCとケータイ、どちらからも利用ようになっているのなら、
時と場に応じて、より使いやすい方法で見たらよいのだ。

ただ、今回のブログでは触れられていないのだが
もし情報提供する側の企業などから以下のような質問があったら、佐藤社長はどう答えるのだろう。

「情報提供者は、今後ケータイとPCのコンテンツを作り分ける必要がないのか?」
「PC用のWEBを作りさえすれば、モバイルWEBを作る必要はないのか?」

わたしなら、ケータイサイトを別個に作成することをオススメするだろう。

「ケータイサイトはPCサイトと全く異なる利用のされ方をしている」

というのが自論で、

「利用のされ方が違うのであれば、サイトの企画やサービス設計も異なるはず」

だと思うからだ。
企画やサービスが異なる、ということは、つまりコンテンツが別だということ。

今回のビットレイティングスさんのようなサービスが今後も増えてゆくとしたら
上記の点については声を大にして言っておいた方がよいと感じた。