「あいさつ」は会社の顔。

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毎日いろんな会社にお邪魔しています。
規模や、業種は様々。都心にある会社もあれば、電車乗りついで数時間、という会社もあります。
今週、伺った会社さんで実感したのが、「あいさつ」の大切さ。
ほんの些細な、小さなこと。でも、だからこそ、大事なことなんだと思います。


月曜日に伺った、とある上場企業さん。
電話だけが置かれた受付ながら、用向きをお伝えしてソファで待っていると、そこを通る社員の皆さんが全員、
「こんにちは、いらっしゃいませ」
と声をかけてゆきます。
若い方々(アルバイトさんかもしれない)も、それなりの上席の方とおぼしき方々も、忙しそうに小走りにされている方も、みんな、必ずあいさつされてゆくのです。


待っている数分間で、なんだか自分が、この会社に大切にされているな、というような気がしてきます。
気持ちのいい会社には、いいお仕事でお返ししたくなります(笑)。
案の定、この会社、業界全体が苦戦する中、業績を伸ばしています。


じつは「お客様へのあいさつ」を徹底できるって、簡単そうに見えて、実はけっこう大変なんです。
経営者が「とにかくあいさつしろ」と強制させるだけでは続きません。
経営陣全員がそれを是とし、採用から社員教育、仕事のモチベーションコントロール、顧客やパートナー企業との対話の大切さまで全部ケアしてないと、うまく回らないものです。
些細なことだからこそ、徹底するのが難しいのです。


昨日お邪魔した、森の中にある会社さん。
本社兼工場兼出荷センターの、食堂をお借りしての研修。
食堂でわたしが準備をしていると、そこを通る皆さん全員が「こんにちは!」と声をかけてくれます。
社員さんが参加する研修でのセッションは、ものすごく盛り上がった刺激的な内容になりました。
社員ひとりひとりが、会社のゆく先のことを、「自分ごと」として、すごく真剣に考えている!やっぱり、こちらの会社も、ものすごい勢いで業績を上げてます。
「あいさつ」の徹底と、無縁だとは思えません。


…と書いてる自分自身が、じつは、なにかにのめりこむと、周りが見えなくなるタイプ(笑)。
「一番あいさつを気にしなくちゃいけないのは、お前だろ」
と自分にツッコミつつ、この思いを忘れないよう、本エントリーを残したいと思います。