iPhone HACKS!

午前中に松竹さんを訪問。


午前中は、わたしが独立したばかりの頃、お手伝いさせていただいた
松竹のネットプロジェクトでご一緒させていただいた小山龍介さんとのお打合せ。
当時小山さんはコンサル会社に所属されていたのだがプロジェクトのご縁で、いまは自らプロデュースにかかわった歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人」の編集長になっている。


その一方で「Life Hacks」のコンセプトをわかりやすく刺激的に日本に紹介する本を数多く出版し、いまやカリスマ著者の一人でもある。
「XXX Hacks!」シリーズを一度も見たことがない、
という人はここ数年大手書店のビジネス書籍売り場をチェックしたことがない人か、
積極的に自分に関係のない記憶を捨てる「Hacks」を実践している人に違いない。


そして、小山さんの新刊「iPhone HACKS!」を頂戴してしまった。

iPhone HACKS! 楽しんで成果を上げるハイセンス仕事術

iPhone HACKS! 楽しんで成果を上げるハイセンス仕事術




本日帰宅途中の電車で一気読み!
すばらしくおもしろい。


いつもながら、非常に理路整然、明快な切り口でiPhoneを使ったHACKSを惜しげもなく披露してくれている。
この読後感の「すっきり」する感じ、脳味噌が整理整頓される感じが人気の秘密なのだろう。
今回は、猛烈にiPhoneが欲しくなる…というか、iPhoneなしで仕事してたらダメなんじゃないか、という気にさせてくれる一冊である。


いろんな意味で、ご一読をおススメしたい。


この本を読んでみて非常に強く感じたのは
"「あちら側」とオープンなプラットフォームを通じて情報のやり取りができる携帯電話"
の便利さである。
iPhoneアプリそれそのものは他のデバイス上で動作しないものの、ネット接続した状態でGoogleの各サービスと同期するのは当たり前。
他の人気ビジネスソフトやWEBサービスとも当然のように相互利用できる環境を提供してくれる。
PCで利用しているWEBサービスがモバイルでも使えたら便利なのは火を見るよりも明らか。


思えば、梅田望夫さんがあれだけ啓蒙してくれたのにも関わらず、日本の携帯電話の仕様は「あちら側」とのつながりや縁を一切無視して独自路線を歩んで行ったのだ。
攘夷か、開国か、という命題が携帯端末メーカーの中にあったのかどうか知らないが(笑)、
「攘夷は無理でごわす。開国してこそ日本は強くなるのでごわす」
という視野を持つメーカーがひとつくらいあってもよかったのではないか、と改めて感じる。